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あなたが千葉市職員として採用された場合、千葉市のどのような課題の解決に貢献できま すか。これまでの職務経験を通し、あなたが培ってきた能力・技術を交えて述べなさい。(千葉市、社会人枠)
模範解答(解答例)
私が千葉市職員として採用された場合、以下のような課題の解決に貢献できると考えます。私は企業で人工知能を使った各種サービスやシステムによるサービスについて取り組んできました。以下に私が培ってきた能力と技術を交えながら、具体的な課題について述べてみたいと思います。
第一に公共サービスのニーズの効率的な収集と市民へのサービス向上です。
人工知能の言語処理技術を活用すれば、市民の意見や要望を効率的に収集し、分析することができます。
例えば、市民との会議、市のソーシャルメディア、市のメール等で届いた市民からの苦情、要望、評価等のフィードバックを自動的に分析、分類し、市の課題や改善点を把握し、迅速な対応や施策立案を図ることが可能です。
また、市民とのコミュニケーション手段として、AIチャットボットや自動応答システムの導入により、24時間対応の公共サービスを提供できます。
例えば、問合せや道路状況の緊急連絡等が対応可能です。また、マイナンバーカードの受取予約の電話受付業務にAIの自動応答システムを導入し、人件費削減や土日祝日含め24時間予約受付が可能にする等住民サービス向上にもつながります。
第2に行政事務の効率化とデータ分析です。
人工知能には大量のテキスト情報を処理する能力を持っているため、行政の文書管理や情報整理を効率化できます。
例えば、市内の重要な課題に関するレポートや調査結果を自動的に要約し、意思決定に役立つ情報を提供することができます。
さらに、市のオープンデータを分析し、様々な課題への対策や将来の施策の立案に役立てることができます。さらに市役所では大量の書類を処理しなければなりません。
RPAは単純処理に向いており、例えば、補助金の申請書に対する交付決定等の業務をロボットに任せることが可能です。AI-OCRを導入したことにより、申請者データ入力の作業の削減等も可能です。
保育施設の入所のマッチングにAIを導入し、調整事務の時間を削減するだけでなく、入所結果通知を以前より10日程度短縮でき、入所率も増え、待機数が減少した等の事例もあります。
音声認識のAIを使えば、会議録作成事務において大幅な労力削減を図ることができます。
第3に多言語対応と国際交流の促進です。
複数の言語に対応している人工知能を使えば、異文化間のコミュニケーションを支援することができます。
市内の国際交流イベントや外国人観光客のサポートにおいて、多言語の翻訳や情報提供を行い、コミュニケーションの円滑化に寄与するだけでなく、市内の観光スポットやイベントの情報を分かりやすく紹介し、訪問者の体験や満足度を高めることができます。
そうすることで千葉市の観光振興を促進することができます。
また、教育にも応用が可能です。例えば、人工知能を使った、英会話練習等を小中学校に導入すれば、会話力の向上に寄与できます。
以上が、私の能力・技術を活かして千葉市職員として貢献できる具体的なアプローチです。
情報処理技術を駆使して、千葉市のさまざまな分野での効率化や改善を支援できると確信しております。
そうすることで、コストを削減して新たな課題に挑戦できるとともに、従前より質の高い行政サービスを実現します。
書き方・対策のポイント
「○○出来ます。例えば~」
「○○出来ます。例えば~」のように、何が出来るかを書いて、それを具体的に示しましょう。
採点者は現役公務員の可能性が高いです。
具体性のある論文はポイントが高いです。
逆に具体例のない、現実味のない施策はマイナスにとらえられてしまいます。
自分がやってきた、経験を書いても構いません。他市の事例を出しても構いません。とにかく具体性が重要です。
その結果、どういったメリット、いいことがあるか
「人件費削減や土日祝日含め24時間予約受付が可能にする等住民サービス向上にもつながります。」
のように、「○○出来ます。例えば~」あとに、「その結果、どういったメリット、いいことがあるか」を書きましょう。
そうすることで、より説得性のある論文になります。
公務員の論文対策は添削して貰いましょう
公務員の論文対策は一人ですると、第3者の目が入らないため、ひとりよがりの悪い論文になる可能性があります。
市役所の公務員試験における論文の採点者は現職の職員が行いますので行政現場とはちがう現実離れしたことを書くと減点になります。
論文対策は、長年公務員試験を研究してきている公務員対策講座で対策されることをオススメします。
昨今は人物重視ですので、論文が重要になってきます。
教養試験で点が取れても、間違った論文対策を一人でして、論文で落とされるともっといないです。
論文対策をしてくれる専門の公務員対策講座を受講し、添削をなるべく多くして貰いましょう。
論文対策は、多く書いて、多く添削して貰う方がいいです。すぐには書けないです。
書くために、色んな情報をインプットしておくことも必用ですし、それを実際に論文にアウトプットする練習も必用です。
論文対策のある公務員対策講座は下記にまとめていますので、参考にしてください。