【公務員論文解答例】あなたが組織(集団)の中で、又は複数の人と協力して仕事をする上で、心掛けているこ とや気を付けていることを、その理由とともに記入してください。

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あなたが組織(集団)の中で、又は複数の人と協力して仕事をする上で、心掛けていることや気を付けていることを、その理由とともに記入してください。(千葉市)

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解答例

私が組織や複数の人と協力して仕事をする際に心掛けていることや気を付けていることについて、過去の経験を踏まえて以下に記述します。

1点目として、コミュニケーションと情報共有が重要です。
以前、新商品開発のための試作品づくりのプロジェクトがあり、メンバーで役割分担を行い、私は材料を買いに行くことになりました。
試作品作りの日に材料を持っていくと、量が足りないものや逆に多すぎるものもあり、時間とお金が無駄になってしまいました。
事前の打ち合わせで、量までの詰めがプロジェクト内で曖昧になったまま終わったのが原因で、コミュニケーションの重要性を痛感しました。
チームのコミュニケーションが不十分だと、意思疎通のミスや重複作業が発生し、仕事の効率性や品質に多大な影響を及ぼします。
そのため、今では、打ち合わせ、進捗状況の際には、言葉の定義、数値化を意識しながら積極的に報告や協議を行うことを心掛けています。

 

2点目にチームの目標の共有です。
新商品のPR戦略において、KPI(目標の指標のこと)として商品の公式ホームページのアクセス数が設定されました。
しかし、日々の多忙な中で仕事をしているうちに、この目標のことをあまり意識しなくなり、進捗状況確認の会議の際に、目標に対し間違った施策やPR手法が行われていることが発覚し、時間が無駄になったことがあります。
このように、普段仕事をしていると、いったい何のためにこの仕事をしているのか、最終的なゴールは何なのかを見失ってしまうことがあります。
特に、業務量が多く、余裕がない時は、仕事をこなすことがゴールとなってしまいがちです。
そのため、日々の会議、朝礼等での目標の再確認、資料の中、事務所の中での目標の記載等、日々の中で意識付けすることを心掛けています。
そうすることで、組織内のメンバーで目標が強く意識され、より効率的で質の高い仕事が出来、目標達成に近づきます。

 

3点目に意見の違いを恐れずに、論理的に対話することです。
組織内で仕事をしていると、意見の違いが必ず発生します。
私は積極的に意見することが苦手でした。意見することが言い争いをしているように感じ、ストレスを感じていたのです。
新商品のPR戦略の会議でも、他の社員が意見を出すのを頷きながら聞いているだけでした。
しかし、他社のライバル商品についての話があり、事実とは違う情報にもとづき人気が無い商品であるという意見が出されました。私は以前競合リサーチをしていたので、その意見が正しくないことはすぐ分かりました。
そこで、思い切って、以前調べたデータのこと、20代の読者が中心の雑誌のランキングでトップであったこと等、根拠を出して人気があることを伝え、更に昔とはちがう現在の消費トレンドについても意見しました。
そのことで、一気に商品開発の方向が変わり、今までとは違うコンセプトの商品が出来ました。上司からは、そのときの意見を非常に評価されました。
このとき学んだのは、意見の違いはなるべく避けずに真っ正面から受け止め、論理的な対話を通じて結論を出すことが重要だということでした。
そのためには、まずは、冷静になることを意識し、感情的にならずに相手の意見を聴いて尊重することが大事です。
それから、論理的な対話をするには根拠となる知識、データ、事例が必要だということです。そのため、事前の十分な情報収集について気をつけるようにしています。
また、妥協や妥協案の提案も大切な要素です。どちらの意見も論理的には正しい。前例や絶対的な公式もなく、どちらがいいかはやってみないと分からない。そういったことがあります。
そういうときは、妥協してもいいと思っています。重要なのはチームで結論と結果を出していくことなので、あまり自分の意見にこだわりすぎないように心掛けています。

以上が私が組織や複数の人と協力して仕事をする際に心掛けていることや気を付けていることです。
これらの要素を意識し、常に改善と成長を追求しながら仕事に取り組んでいます。

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ポイント

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1点目、2点目、3点目

何点かある場合は、1点目、2点目、3点目という風に、表現しましょう。他に、「最初に、次に、最後に」もありますが、読み手にいくつあったか頭に残りにくいです。「第一に、第二に、第三に」は少し堅苦しいです。

4点目、5点目を書いてもいいですが、読み手の頭に残らない可能性が高いので、3点に絞って論じる方が伝わりやすいです

プレゼンテーションでも聞き手に対し3点のみ説明する方が伝わると言われています。

 

集団討論の進行方法

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具体的に

具体例、経験、事例を書きましょう。具体例、経験を書けたら、合格率がぐっと上がります。説得性があるからです。

明らかな嘘(ばれる嘘)はダメですが、ばれない嘘なら大丈夫ですのでつくってよいです。

論文に書いたことが本当だったかなんて後で確認はありません。

ばれる嘘とは直前まで学生だったのに、企業で働いていた経験を書く等のことです。

公務員の論文対策は添削して貰いましょう

公務員の論文対策は一人ですると、第3者の目が入らないため、ひとりよがりの悪い論文になってしまいます。

公務員の論文の採点者は自治体の職員です。しかも経験の長い、課長、部長級等の幹部が行いますので、説得力にかけるものは減点になります。

そのため、論文対策は、専門の公務員対策講座や公務員専門学校で対策し必ず見て貰ってください。

昨今は人物重視ですので、論文のウェイトも高いです。

教養試験で点が取れても、間違った論文対策をして、落とされて浪人するのはやめましょう。合格するなら一発でいってください。

いい論文を書けるようには、多く書いて、多く添削して貰うことです。すぐには書けないですよ。

書くために、色んな情報をインプットしておくこと、それを実際に論文にアウトプットする練習が必要です。

参考までに論文対策のある公務員対策講座を下記にまとめておきます。

市役所公務員試験対策講座一覧

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原稿用紙と鉛筆の写真
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